*

相続放棄をした場合の退職金や遺族年金はどうなりますか?

公開日: : 相続放棄

こんにちは。 大阪市中央区のKAIDO司法書士事務所です。

Q. 相続放棄をすると、死亡者の退職金や遺族年金はどうなるのでしょうか?

A. 亡くなられた方の退職金(死亡退職金)や遺族年金は、それが相続財産に含まれるのか、

遺族などの受取人に直接支払わるべき性質のものかどうかで結果が変わってきます。

退職金は死亡者本人に請求権があったものですので、相続財産のようですが、

会社の退職金規定によって、本人が死亡した場合は、死亡者の退職金請求権としてではなく、

遺族や受取人に対して直接支給する性質のとなっていれば、相続財産には含まれません。

その場合は、受給権者の固有の財産として、相続放棄をする、しないにかかわらず請求できることになります。

さらに、退職金規定を詳細にみると、会社によっては、遺族の意味についても

法的な相続人に限定せずに、生計を共に
していた者である内妻でも認められる規定にしている例もあります。

一方、一般企業と異なり、公務員の場合は、死亡退職金について国家公務員退職手当法や条例で定められており、

その内容として、遺族の固有の権利によって受け取ることができる旨が定められていますので、

相続放棄をしても死亡退職金を受領できます。

遺族年金についても死亡退職金と同じ考え方をします。

公的な遺族年金の場合は、年金を受ける権利は、死亡した人との関係において

直接受給できる旨が法律上で定められているため、 受給権者となったものは自身の固有の財産として

遺族年金を受給すること可能となっています。

そのため相続放棄をしても、遺族年金を受け取ることができ、遺族年金を受け取った場合も、

相続放棄ができることになります。

私法上の私的な年金については、その契約内容と受給権者を見ていき、判断していくことになります。

したがって、退職金や遺族年金は、それがどのような種類であるかをまず、調査することになります。

相続財産にあたるものについては相続を放棄してしまえば、相続人ではなくなることにより、

取得できなくなりますから事前に調査・判断することが大切となってくるわけです。

なお、これらが相続財産でない場合でも相続税の関係では、みなし相続財産として、

相続や遺贈により取得したものとみなす規定があり、税法上の関係では、また、扱いが

変わることが多いので注意が必要です。

 

*******************

大阪市・堺市・東大阪市を中心に

大阪府近郊の遺産相続手続きをお手伝い

KAIDO司法書士事務所
御堂筋線心斎橋駅・本町駅各5分
堺筋線 長堀橋3分

*******************

KAIDO司法書士<strong></strong>事務所HPへ
KAIDO司法書士事務所HPへ

にほんブログ村 士業ブログ 司法書士へ
にほんブログ村


司法書士 ブログランキングへ

 

 

関連記事

遺産分割協議の後で相続放棄はできますか?

こんにちは。 大阪府内・近郊で遺言、相続のお手伝いをしているKAIDO司法書士事務所です。 Q

記事を読む

3ヵ月経過した後で相続放棄はできますか?

こんにちは。大阪で相続放棄のお手伝いをしているKAIDO司法書士事務所です。 Q.  私の兄は

記事を読む

遺産分割協議に応じない相続人がいる場合はどうしたらよいですか?

こんにちは。 大阪市のKAIDO司法書士・行政書士事務所です。

夫婦の連名で遺言書を作成することに問題はありますか?

こんにちは。 大阪市中央区・心斎橋のKAIDO司法書士・行政書士事務所

会社設立時の資本金払込みの、よくある間違いと正解

こんにちは。 大阪市で会社設立といえば!のKAIDO司法書士・行政書士

遺言書の内容と異なる遺産分割はできますか?

こんにちは。 心斎橋駅徒歩5分のKAIDO司法書士・行政書士事務所です

相続登記に期限はありますか?

こんにちは。 ブログ更新をさぼっていたKAIDO司法書士・行政書士事務

→もっと見る

PAGE TOP ↑